「背筋を伸ばせ!」とは?

2000spine先生やトレーナーが「背筋を伸ばして」と言う時、実際には、肩を後ろに落とし、背骨は自然なカーブを描く状態で座ったり立ったりすることを指しています。でも実は、背筋を伸ばしている時の背骨は全くまっすぐではなく、S字に曲がっています。と腰の部分は前方にカーブしていて、胸の辺りは後方にカーブしているのです。

従来の椅子に座って作業していると、このように背骨が自然なカーブを描けないので、背骨にストレスがかかります。事務員や工場労働者だけでなく学校に通う子供達も、このように大きなストレスのかかった姿勢で何時間も座ったままという場合があります。何年もの間このひどい姿勢で座っていると高校を卒業する頃には、もう手遅れの状態です。そして大学に進学後は、階段式教室や個人指導教員の部屋でもっとひどいデザインの椅子に座ります。しかし、中年になって腰痛に悩むようになると、十中八九、何か他のことが腰痛の原因だと考えます。例えば、子供を抱え上げたから、あるいは、スーツケースなどの重い物を持ち上げたから、もっとひどい時はゴルフでスウィングしたから、などです。また、作業員は仕事が腰痛の原因だとして補償請求をする場合がよくあります。いずれの場合にしても痛みはありますし、損傷が一生治らない場合も多くあります。