従来型椅子の致命的欠陥

平らな座面の従来型椅子は、骨盤と太ももの付け根を90度に曲げなくては座れない為、背骨の自然なカーブが変形するということが今では一般に認められています。

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人間の体は、骨盤と太ももの付け根は本来60度までしか曲げることができないので、60度以上曲げるには腰椎を残りの30度曲げるために骨盤が後ろの方に引っ張られるからです。

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オフィスや学校で使われている椅子の多くは実際、後方に約5度傾いている場合があります。そして事務仕事の方や学生は、腰が自然なカーブを保ちやすくすると言われているランバーサポートや腰あて、背もたれをしっかりあてて座るよう教え込まれているため、このひどい状況はさらに悪化し腰椎がさらに圧迫されてしまう可能性があります。また長期の圧迫はフラットバック(平背)になる危険も危惧されます。

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背もたれには、腰あてクッションや腰枕など、腰部サポートがもともと入っている場合がよくありますし、取り外しのできる「補正器具」の付いている物もまれにあります。これらは、腰の部分が前方に湾曲している自然態に背を戻し、平らな座面の椅子に座っていることによる背骨の歪みを和らげる働きをします。しかし、これが効果を発揮するには、例えば飛行機やラウンジのソファーに座って体を休めている時のように筋肉と靭帯がリラックスしている必要があります。

体が動いている時、筋肉と靭帯は緊張しているので腰部補正器具やクッションは、この緊張状態に逆らった働きをしなくてはなりません。机上作業中や運転中など前屈みになっている時には、背もたれや腰部「補正器具」はすっかり忘れられ、背骨の状態を補正するどころか、背中に触れてさえいない場合もよくあります。

腰にあてがう腰枕やクッション(ロール)など、椅子の背もたれと腰の間に挟んで使う腰部補正器具が存在する事こそ人間工学的にも設計的にも改善措置が必要であり、欠陥が有ると言うことをはっきりと認めている何よりの証拠と思えます。

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